2022年4月9日土曜日

 FocusDreamコントロールユニットを接続して動作確認!






ウクライナから届いたFocusDreamコントロールユニット をオライオンAccuFocusフォーカサーに接続して動作確認をしました。






















従って、PCから制御するためDCコントローラーは必要ありません。
















コントロールパネルは、間欠式と連続式の2つの制御モードフォーカサーで操作できます。


間欠式フォーカサーコントロールモード

ワンクリックで、フォーカサーを指定された量だけ移動します。




















連続式フォーカサーコントロールモード

マウスの左右ボタンでフォーカサーを連続制御するモードで、マウスの中ボタンを押すとマウスコントロールを意味する「M」と「C」の文字が点滅し、いずれかのボタンを長押しすると、フォーカサーが連続的に移動します。

(連続フォーカサーコントロールが有効になるのは、マウスポインタが FocusDreamコントロールパネルウィンドウにあるときだけです。)
















次の画像は、ASCOMによるSharpCaP上での動作確認です。















「セットアップ」ボタンを押すとセットアップインターフェースを表示できます。

セットアップインターフェース画面は、コントロールパネルインターフェースとは異なり、フォーカサーの最大位置を設定する「Max focuser position」と、駆動バックラッシュ補正フォーカサーを設定する「Backlash (steps) 」という項目が追加されます。

また、ASCOMプラットフォームに対応した天文ソフト(MaximDLBahtinov GrabberFocusMax)からフォーカシングを行う際の、インターフェースの初期設定に使用します。



以上、各項目の動作確認OKでした。



[参考]


今回の当方のフォーカサーコントロールはオライオンAccuFocusフォーカサーですが、そのほかの動作確認済み機器は以下の通り。(Astro-Gadget社調べ)


・Sky-Watcher electric focuser
・JMI Motofocus
・Levenhuk electric focuser
・Meade 1209
・Meade 1200
・TeleVue Focusmate Driver
・WalterLee heliFocus











2022年4月8日金曜日

ウクライナからFocusDreamコントロールユニットがようやく届く!





注文した FocusDreamコントロールユニットが、ウクライナからの販売元


(Astro-Gadget)からようやく国際郵便で無事届きました。



























所在地のウクライナ第2の都市ハルキウ(ハリコフ)から発送されたのは、ロ


シア侵攻直前の現地時間2月22日で正に間一髪だったわけです。それから届く


までに44日かかったことになります。


元々、注文時の輸送料は一番低価の船便で1ヶ月ぐらいかかると思っていまし


たが、あのような情勢の中で無事届くかどうか気がかりでした。



ウクライナから連日のように悲惨な状況が伝えられていますが、一日でも早く


停戦し戦争終結することを祈りたいと思います。




以下は配達履歴


2022/02/22 ハルキウ(ハリコフ)引受 
(現地日)


2022/02/23 キーウ(キエフ) 国際交換局に到着、税関検査


2022/02/23 キーウ(キエフ) 国際交換局から発送

 

<ウクライナ国内陸送~船便輸送>


2022/04/05 川崎東郵便局(神奈川県)国際交換局に到着


2022/04/06 川崎東郵便局 通関手続、国際交換局から発送


2022/04/07 羽咋郵便局 到着


2022/04/08 届け出済み












2022年4月5日火曜日

 フェザータッチマイクロフォーカサーの取付け手順





鏡筒C8 SEに、フェザータッチマイクロフォーカサー(STARIZONA Feathertouch SCT


 MicroFocuser)を取付けたので、その手順を以下に紹介します。


このモデルは、Celestron Edge HD 8、CPC-800、CGEM-800、NexStar 6SEおよび


NexStar8SE SCT仕様で、他の8インチSCTには非対応。



















まず、作業を始める前に鏡筒を水平に配置する必要があります。


手順1. 既存の黒ゴム製ノブを取り外す
















手順2. カバープレートの3本のネジを外し、プレートを外す
















手順3. フォーカスアセンブリの真鍮部分を時計回り回転させ(これでミラーが元に戻る)シャフトのネジ部を手前に露出させてネジを外す
















手順4. 黄銅シャフトを反時計回りに回転させ(かなり回す)、この部品を完全に取り外す





























手順5. マイクロフォーカサーから「ストップ」(鏡筒内のバッフルチューブから落ちないようにするためのもの)を外し、シャフトに通す。そして、手順3で外したネジを再び取り付ける





























手順6. マイクロフォーカサーを通し、レンチで「ストップ」を押さえながら一方の手でフォーカサーを持ち締め付けてしっかり固定する。次に、レンズの背面とぴったり重なるまで、フォーカサーを前方に押し込む
















手順7. 最後に、付属の六角レンチで3本の付属ネジを鏡筒に取り付ける
















取り付け完了

















参考動画(YouTube)

https://www.youtube.com/watch?v=53JihjgEbxQ











2022年4月1日金曜日

 ウクライナの販売元に注文したFocusDreamコントロールユニットのその後!?






前々回記事 の「FocusDreamコントロールユニット」を販売元の所在地があるウクライナ

のハリコフから通常は4週間程で届く予定ですが、1ヶ月以上経過した現在もまだ届いていな

い状況です。

そこで、国際郵便の関係先であるUkrposhta(ウクライナの全国郵便サービスプロバイダー

であり、ウクライナ全土および国際的に登録またはエクスプレスの郵便物や小包を配達)に

問い合わせたところ、以下のような返答・・・。


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2022年02月23日 郵便物は交換局で処理され、目的地(日本)に向けてさらに輸送されるために引き渡されました。
お客様のお荷物は税関検査を通過し、発送の際に梱包され、現在輸送中であり、物理的にウクライナの領土を離れ、目的地に向かう途中であることをお知らせします。
したがって、現時点では荷物を受け取ったかどうかを指定してください。
もしそうであれば、問題が解決してよかったと思います。
そうでない場合、および貨物が21日以上トランジットゾーンにある場合、我々は検索オンライン用の苦情を提出することを送信者にお勧めします。
すでに苦情が出されている場合、送り主は受取人の国に要請した日から2カ月以内に回答があるのを待つ必要があります。電子メールで通知されます。

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あの大規模侵攻直前に首都キーウ(ウクライナ語の発音に基いた呼称)を出発しているとい

う説明です。


なお、現在この販売会社はウクライナ西部の比較的安全な「フメリヌィーツィキイ」に避難

しているそうです。