2023年9月19日火曜日
2023年8月18日金曜日
「マウント エクササイザー」ツールの紹介!
「マウント エクササイザー」(MountExerciser)は、PHD開発者のBruceさんが作成されたツ
ールで、ガイド星を使わずにPHD2がパルスガイドを行う方法を模倣しており、マウントの接
続をテストし、パルスガイドが機能していることを確認するための日中に使用するツールで
す。
ツールを入手するには、次のURLにアクセスしてファイルフォルダー(Mount_Exerciser.zip)
をダウンロードして解凍してください。(フォルダ内の 「MountExerciser.exe」が実行アプ
リで英語表記)
また、使い方は当方が翻訳したドキュメントファイルを ここ からダウンロードできます。
以下は、open-phd-guidingフォーラムに、マウントトラブルについて助けを求めた投稿者の
例を翻訳したものです。
[投稿者]
こんにちは、現在途方に暮れています。
不規則にパルスガイドが失敗したという警告が出て、ガイドが停止してしまいます。
これがユーザーエラーなのか、設定エラーなのかわかりません。
私のマウントはCELESTRON AVXです。
CPWIを使用し、USBとハンドコントロールで接続、phd2でガイドしています。
問題解決の一環として、ドライバとASCOMプラットフォームの更新と交換を行いました。
[Bruceさん(開発者)の返答]
あなたは間違いなくマウントドライバ、マウントへの接続、またはマウントファームウェアに問題があります。 セレストロン社は、最近この分野で不安定な経験をしていますので、おそらく直接同社に問い合わせるか、セレストロン社のフォーラムでトラブルシューティングを行うべきでしょう。 あなたの問題が始まった時(20:36:16)、マウントドライバはマウントとの接続を失ったと報告しました:
「ASCOM Scope: ASCOM Scope: IsGuiding - IsPulseGuiding failed: (CPWI_ASCOM) IsPulseGuidingを使用するには望遠鏡に接続する必要があります。
この現象が発生する前のある期間、接続はうまくいっていました。これは、ハードウェアの接続に何か問題があることを意味しているのかもしれない。 この問題が発生した後、ASCOMドライバはマウントがまだガイドコマンドを処理中であることを継続的に報告しています。 接続が復元されなかった可能性があります。 日中にこの問題のトラブルシューティングを行いたい場合は、ここで入手可能な「MountExerciser (マウントエクササイザー)」ツールを使用することができます。
このツールは、PHD2がガイド星を使わずにパルスガイドを行う方法を模倣しています。 使い方はフォルダにあります。
2023年8月5日土曜日
PHD2 v2.6.11dev6 ユーザーマニュアルの翻訳!
この度、PHD2 v2.6.11dev6 ユーザーマニュアルの翻訳が完了したので紹介します。
このユーザーマニュアルのWeb版を ここに アクセスして見ることができます。
今回のドキュメントの特徴として挙げるとすれば、挿入されている殆どのスクリーンショッ
トに「ツールチップ」(補足説明)を表示できるように(一部のスクリーンショットではテ
キスト本文にリンク可能)ソースコードを書き込む作業をしました。
PHD2プログラムのツールチップ表示時間は数秒間です、短いメッセージは良いとして、長文
メッセージの場合は数秒間にそのメッセージ内容を即座に理解できないのが実情です。
当方は以前からこうした問題を何とか解消できないものかと模索中のところ、或る方法で今
回のドキュメントのスクリーンショットに導入しました。これによりマウスカーソルをその
位置から移動させない限りツールチップは表示継続したままの状態となります。
例として、次の画像は「最小S/N比の指定」コントロールにマウスカーソルを合わせた場合
のツールチップの表示状態です。
2023年6月3日土曜日
2023年6月2日金曜日
PHD2 v2.6.11dev6のリリース情報!
前回記事では、PHD2の開発用バージョン(v2.6.11dev5)について書きましたが、更にその後
dev6 がリリースされています。
【 v2.6.11dev6 概要 】
2023-5-29リリース
・Svbony Cameras: SDK をバージョン v1.11.2 にアップデートしました。(2023-04-24)
・Touptek Cameras: Touptek lib をバージョン 54.22587.20230516 に更新しました。
・キャリブレーションアシスタント:細かいUI調整とヘルプファイルの更新。
・日本語訳の更新。
それに伴い、ヘルプドキュメントの「キャリブレーションアシスタント」の項を更新しまし
た。ここに (Web版)アクセスして見ることができます。
当方で独自に、CAダイアログのスクリーンショットで、ツールチップ(補足説明)を表示で
きるように編集してあります。
また、プログラムのほうも更新して翻訳されています。
2023年5月24日水曜日
PHD2の新しいツール「キャリブレーションアシスタント」!
先日、PHD2の開発用バージョン(v2.6.11dev5)がリリースされていますが、新しい
「キャリブレーションアシスタント」ツールが機能追加されています。
ヘルプドキュメントのキャリブレーションアシスタントの項について翻訳しましたので
ここで 見ることができます。
なお、プログラムの方はまだですが、更新を依頼してあります。
2023年5月16日火曜日
PHD2 Webサイトに公開リンク!
前回記事 の「PHD2ガイド結果の分析」翻訳ドキュメント(PHD)を、PHD2 Webサイトの
「News」ページ ( https://openphdguiding.org/news/ ) にリンクを貼り付けて頂きまし
た、この場を借りてBruceさんにお礼申し上げます、ありがとうございました。
2023年5月13日土曜日
「PHD2ガイド結果の分析」を翻訳!
これは、PHD2開発者のBruceさんが、ユーザーからフォーラムに投稿があった何百ものガイド
ログなどを分析した豊富な経験と研究について作成されたドキュメントを翻訳したもので
す。基本的なガイドの結果を理解する上でお役に立てれば幸いです。
PHD2ガイド結果の分析 のリンクにアクセスしてそのドキュメント(PDF)を見ることができ
ます。
なお、英語原文(PDF)は、PHD2サイトの「News」ページの「Tutorial: Analyzing PHD2
Guiding Results」にあります。
2023年4月12日水曜日
外部リンクを「新しいタブで開く」設定は安全?
皆さんはブログ記事を作成していて、他の参考ページをURLリンクとして挿入することがあ
るでしょう。
URLをクリックした際、新しいタブで開いたり、同じでタブで開いたりと、Webサイトによ
ってリンクの表示方法が異なります。これは、HTMLで指定してるリンクの表示先が異なるか
らです。
「リンクの表示先の指定」には4種類がありますが、今回は「新しいタブで開く」設定につい
てちょっとした話です。
その仕組みは、HTMLで以下のように、aタグにtarget属性を指定することでリンクの表示先
の指定ができます。<a href="リンク先のURL" target="リンクの表示先の指定"></a>
つまり、リンクの表示先の指定には targetの後に「_blank」を付けて、
<a href="リンク先のURL" target="_blank">リンク先の任意の名前</a>
という構文となります。
しかし、新しいタブで開くために必要な「target=”_blank”」にはセキュリティの脆弱性が
問題視されています。target=”_blank”で新しいタブを開く際、一つのブラウザ上にリンク
元のページとリンク先のページが同時に存在していることになります。そのため、リンク元
であるWebページを操作できるようになってしまうということです。
では、セキュリティ面の脆弱性の問題をどのように解決すればよいのでしょうか?
以下の対策を取ることで、安全に新しいタブでリンクを開くことができるようになります。
<a href="リンク先のURL" target="_blank" rel="noopener noreferrer">リンク先の任意
の名前</a>
「noopener」は、新しいタブで開かれるリンクを参照できなくする指定のことで、リンク元
も新しいタブで開かれるリンクも別のものとして扱われます。ただ、ブラウザによっては
noopenerがサポートされていない場合があるので、未対応ブラウザ用に「noreferrer」も一
緒に指定しておきます。
新しいタブでリンクを開く行為は正しい設定方法を知らないと、ユーザーの個人情報の流出
などを招いてしまう危険性があるので注意が必要です。
なお、前回記事のPHD2ユーザーガイドWeb版での外部リンクには、この「target="_blank"
rel="noopener noreferrer"」構文設定を施してあります。
2023年4月4日火曜日
PHD2ユーザーガイドのWeb形式版
前回記事 に関連した、PHD2ガイドヘルプのWeb形式版を用意しました。
PHD2 v2.6.11dev4 ユーザーガイド をクリックすると開くことができます。
このドキュメント内では、随所にリンク設定をした文字列がありますが、或るリンク先
からリンク元のページ画面に戻す場合は、Webページを通常に使っているのと同様に
以下のように操作してください。
Web画面左上の矢印ボタン 「←」(戻る)をクリックします。
または、
リンク先の画面上で、マウス右クリックするとプロパティダイアログが表示したら一番上の
「← 戻る」をクリックするとリンク元(元のページ画面)に戻ります。
もしくは、キーボードの「Alt+左矢印」でも構いません。
なお、以下の矢印アイコンは使う頻度が少ないと思いますが、階層の最上位の見出し項目
について矢印をクリックするごとにそのページ(項目)を順番に表示します。
2023年3月25日土曜日
2023年1月18日水曜日
ガイド星の動きを視覚化!
かなり以前の記事 でも書きましたが、ガイド星が赤経、赤緯それぞれの方向にどの程度動
いてたかを知りたい場合は、次の画像のように「PHD2 Log Viewer」ツール(PHD2ガイド
のログから、ガイドのパフォーマンスを素早く視覚化しガイドログを表示する)を使って見
ることが現在では主流となっています。
また、もう一つの方法はグラフ表示で視覚化することです。
ログファイルをアップロードしたTXTファイルをExcelに読み込み、グラフ挿入の「散布図」
(縦軸と横軸に別々のデータを配置し両方のデータにあてはまるものを「プロット」で表す
グラフ)で作成したものが下の画像です。
左側の異なるデータ(RARawDistance:キャリブレーション測定/計算された結果から赤
経方向の誤差、 ガイド星のズレ、DECRawDistance:キャリブレーション測定/計算された
それぞれのプロットは、ガイド星の同時刻の横(X)軸は赤経方向、縦(Y)軸は赤緯方向の位置
を表しています。
この場合の散布図からプロットは、赤緯方向では負(-)の値(南方向)に偏って多いことが読
み取れます。
< 追記 >
なお、参考までに、下の画像の「RAGuideDistance」と「DECGuideDistance」(緑枠)
は適用された補正値を表しています。
実際の補正は、しきい値よりも低い場合は 0 になる可能性があり、補正は誤差 (または最
大値に等しい) よりも積極性の係数だけ低くなります。
精度:もちろん、補正はアルゴリズムに依存します。ローパス フィルターが使用されている
場合、補正はエラーに比例しません、ただし、システムを安定に保つために、補正は常に
< エラーです。
2023年1月17日火曜日
2023年1月1日日曜日
PHD2の英語表記部分を日本語訳化 -(その後の2)
前回記事で、実際の利用はもう少し時間が掛りそうと書きましたが、PHD2開発用バージョン
(v2.6.11dev3) に組み込んで頂き、利用出来ることを確認しました。ただ、これは自己判断
で利用をお願いします。
まず、PHD2開発スナップショットビルド を開き、Windows Download EXEをクリックし
てください。下のページが開きます。
このページには、PHD2の最新の開発ビルドが含まれています。これらのビルドには、PHD2
の最新のバグフィックスと機能強化が含まれています。これらのビルドは、メインのダウン
ロードページで利用可能な一般的なリリースほどテストされていないかもしれませんが、開
発者によってテストされており、画像処理での使用には概ね安定しています。もし、何か問
題がありましたら、開発者に知らせください。
Windows Download EXE をクリックすると、下の画像のようにページ画面右上に表示し
「保存」をクリックすれば通常は正常にダウンロードされますが、このファイルの場合は、
「一般的にダウンロードされていません」と表示しますので、以下の操作手順を行って下さ
い。
「一般的にダウンロードされていません」という表示は、ダウンロードしようとしているフ
ァイルの危険性がないかどうかの確認を促す、Microsoft Defender SmartScreenという機
能からのメッセージです。
[操作手順]
1.画面右上の「一般的にダウンロードされていません」にマウスポインターを合わせます。
3.「(ファイル名)を開く前に、信頼できることを確認してください」と表示されます。
「詳細表示」をクリックします。
4.安全性が確認できる場合は、「保持する」をクリックします。
アプリやファイルの提供元が不明など、安全性が確認できない場合は、「削除」ボタンをクリックします。
5.「一般的にダウンロードされていません」メッセージが消えたことを確認し、「ダウンロード フォルダーを開く」ボタンをクリックします。
(phd2-2.6.11dev3-installer.exe)
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