2021年5月4日火曜日

WinJUPOSプログラム文字表記の追加修正のお知らせ!




 WinJUPOSプログラムの日本語文字表記の追加修正です。

これは或るユーザーの方からのフィードバックに基づいて検討した結果修正し

たものであります。

フィードバックをして下さったMさんに、この場を借りましてお礼申し上げます。


修正箇所はプログラムのツールメニュー「天体暦」を選択、天体暦ウインドウ部分

(他に「地球の低下」を「地球直下点惑星面緯度」に)です。

(画像は既に修正済みで表示してあります)




修正方は、この修正XMLファイル をダウンロードしていただき、以前の記事 を

を参照して下さい。

以上、度々の修正をお詫びします、宜しくお願い致します。





2021年4月27日火曜日

【予告】WinJUPOS 新バージョンが近々公開予定?



 WinJUPOSは、この2月にプログラムを待望の日本語訳としてリリースされ

ユーザーの皆さんに大変喜んでいただいており、翻訳に携わった者として

改めてその遣り甲斐を感じているところです。


さて、このソフトの新バージョンが近日中に公開される予定です。

詳細な内容は分かりませんが、差し当たり、WinJUPOSヘルプに「略語の一覧」

が項目に加わります、これは当方からプログラム製作者のGrischa Hahn氏に

要望していたものです。







2021年4月25日日曜日

WinJUPOSプログラム文字表記の一部修正のお知らせ!!

 


WinJUPOS(12.0.6)プログラムの日本語文字表記の一部に誤りが見つかりましたので

修正してお詫びいたします。


プログラムのツールメニュー「天体暦」を選択、天体暦ウインドウの

「伸長」を「離角」、「軽い時間」を「光差」にそれぞれが修正する文字です。

(画像は既に修正済みで表示してあります)



修正方は次のようにお願いします。

WinJUPOSを最初にインストールして関連ファイルが格納されている場所(デフォルトでは

C:\Program Files)の「WinJUPOS 12.0.6」フォルダーを開き、その中の「_lang」フォル

ダーを開くと「WinJUPOS_Japanese.xml」がありますが、このファイルを次の修正XML

ファイル(Zip圧縮フォルダ)をダウンロードしていただき、置き換えて(上書き)下さい。

(ダウンロードした修正ファイルは解凍して、セキュリティブロック解除をお忘れなく)

後はプログラムを起動して確認して下さい。


この 修正XMLファイル をダウンロード。


以上、宜しくお願い致します。





2021年4月11日日曜日

SharpCap v4.0のリリース時期は遅れそう?

 


先日、SharpCapベータ版のアップデート(v4.0.7644.0)がありましたが

プログラムを起動して最初に次のようなダイアログが表示し、下のほうを

よく見ると・・・。

「このベータ版は、次の時点で動作しなくなります。2021年6月1日」と

書いてあります。




以前は「5月1日」と表示してあった事から、あくまでも想定ですが正式

リリース時期は、当初の予定より1か月程遅れそうです?。






2021年4月10日土曜日

StellaShot2をセットアップ!

 


昨年に入手してそのまま使っていなかった、天体撮影ソフト「ステラショット2」を、

とりあえずセットアップのみしてみました。



このソフトを購入した最大理由は、今まで「オールスターポーラーアライメント」

で極軸合わせをしていたのですが、ステラショット2からは新機能として

「スーパー・ポーラー・アライメント」が加わったことで、当方の観測環境が

南側方位に限定されているため、極軸合わせの精度を高めてくれることを期待して

用意しました。

この機能は、星空を撮影しその動きを解析することで、極軸のズレを検出。その後

明るい星を導入して、画面内で中心になるように赤道儀を調整することで、極軸合

わせができます。

まだ他にも新機能はありますが、これからおいおいと使い慣れていきたいと思いま

す。





2021年4月9日金曜日

「火星プロファイラー」ツールの使い方(備忘録)

 


火星で見たものを地図を表示して比較する、S&Tの 「Mars Profiler」ツール の

使い方備忘録です。



① 左上には日付と時刻が表示され、ルーチンを開いたときには、コンピュータの時計から

判断した現在の時刻に初期化されている。日時を変更して「Calculate using」ボタンをクリ

ックすると、別の時間の結果が表示される。また、次の行のボタンをクリックすると、1日ま

たは1時間単位で時間を戻したり進めたりすることができる。このツールはユニバーサルタイ

ム(UT、グリニッジ標準時と同じ)を採用しており、時刻ボタンの下には、コンピュータの

現在の設定に基づいて、UTとローカルタイムとのオフセットが表示され、手動で時刻を変更

する場合は、観測を行う現地時間に対応したユニバーサルタイムを入力する。


② 右上は、CGによる火星の地図で、火星の主なアルベド(濃淡)の特徴を示している。ル

ーチンを開くと、南が上になっており、北半球のニュートン反射鏡で見られる反転した視界

と一致している。赤丸は、地球に向かって真正面から見た惑星表面の領域を示す。

火星経度の目盛りは、地図の南端に表示される(直視・鏡視)。なお、ここでいう「北」

「南」「東」「西」は天空の方向であり、火星経度が西に向かって大きくなる赤い惑星の表

面上の方向ではない。


③ 時刻ボタンと地図の下には、望遠鏡の視野に合わせて地図の向きを変えるための3つのボ

タンがある。[直視=Direct view] では、天の北を上に、天の東を左にします。デフォルトの

 [反転表示=Inverted view]では、南を上に、西を左にします。[ミラー反転=Mirror

 reversed]は、北が上、西が左になり、北半球で星を対角線上に置いて使用するカタディオ

プトリック式(ミラーレンズ式)や屈折式の望遠鏡のほとんどの見え方と一致する。

火星は地球と同じ方向に回転している。そのため、望遠鏡で真正面(天の北を上に、東を左

に)から見た場合、時間ごとに火星の表面の模様が左から右に移動する。しかし、多くの天

体望遠鏡は、南を上にして見たり、北を上にして鏡を反転させて見たりしているので、いず

れの場合も、時間の経過とともに赤い惑星の表面の模様が右から左に移動していくように見

える。これは、「+1時間」ボタンを繰り返しクリックすることで確認できる。

火星の1日は24時間37分。つまり、地球の1日23時間56分では、火星は自転を1周していな

いことになる。つまり、24時間間隔で望遠鏡で火星を見ると、少しだけ「逆回転」している

ように見える。これは、「+1日」ボタンを繰り返しクリックすることで確認できる。


④ 画面下部には、地図を作成した日時に対応する火星の明るさや地球からの距離などのデ

ータが表示される。

(a) [見かけの大きさ=Apparent visual magnitude]

(b) [地球からの距離=Distance from Earth]

     注):地球と太陽の平均距離を基準とした1天文単位(a.u.)は、1億4,959万8,000km

       (9,295万6,000マイル))

(c) [イルミネーション=Illumination]とは、惑星の位相のこと(100%がフル)

(d) [火星の北極の位置角(p.a.)=Position angle of north pole]は、天の北から東に向か

    って反時計回りに測る。つまり、p.a.が10°であれば、火星の北極が天の北からやや東に

    傾いていることを意味し、p.a.が350°であれば、やや西に傾いていることを意味する。

(e) [角径=Angular diameter]とは、天空で火星がどれだけ大きく見えるかを示すもので、

   単位はアークセコンド(1/3600度)

(f) [中心子午線=Central-meridian longitude]は、火星の中心を極から極へと結ぶ想像上の

  線の火星の経度。




木星の衛星位置ツールの使い方(備忘録)



 木星の4つのガリレオ衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)の軌道上での位置を

調べたい時に役立つ、S&Tの「Jupiter's Moons」ツールの使い方をまとめてみました。

今更なんでかと思われますが、だいぶ前に使っていたのですが年を重ねると使い方を忘れ

てしまっているため、今回備忘録にしました。


※(ツール名の「Moon」は普通は「月」の意ですが、ここの場合「衛星」を意味します、

  特にEU圏では、この「Moon」を使っているようです)



 木星に対するイオ(I)、エウロパ(E)、ガニメデ(G)、カリスト(C)の位置を

  示す図。

② 望遠鏡の見え方に合わせて図の向きを変える。

 ・[Direct view] :天の北を上、天の東を左にしたもの(一般的な星座早見盤)

 ・[Inverted view ] :南を上に、西を左にしたもの(ニュートン反射鏡)

 ・[Mirror reversed] :北が上、西が左にしたもの(星空対角線を使用した屈折望遠鏡)

UT:世界標準時。

 ・UTからのタイムゾーンオフセット:日本時刻はUTよりも9時間早い。

 ・[Calculate sing entered date and time]:任意の入力された日付と時刻で計算。

 ・[Reset to current date & time]:現在の日付と時刻にリセット。

 ・隣接するボタンで1日、1時間、10分単位で時間を遡ったり進めたりする。

 木星の基本データ (画面右から)

 ・[Magnitude]:見かけの明るさ。

 ・[Anguler Size]:角直径(秒単位)。

 ・[Distance]:木星の地球からの距離(天文単位 a.u.)。

 ・[System Ⅱ longitude]:中心子午線のシステムII経度(約100°にある大赤斑が見える

             かどうかの目安)

⑤ 衛星の現象

  木星を横切る衛星(またはその影)の通過。

  木星の背後にある衛星の掩蔽。

  木星の影による衛星の食。

  ets.

  衛星がどのような状態(位置)にあるかの表。

  天文年鑑で調べる手もありますが、このツールで任意の日付と時刻を入力すること

  により、観測スケジュールが組める。

  


【関 連】

「木星の大赤斑の通過時間」を調べるには このサイトページ を参考にして下さい。