木星の4つのガリレオ衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)の軌道上での位置を
調べたい時に役立つ、S&Tの「Jupiter's Moons」ツールの使い方をまとめてみました。
今更なんでかと思われますが、だいぶ前に使っていたのですが年を重ねると使い方を忘れ
てしまっているため、今回備忘録にしました。
※(ツール名の「Moon」は普通は「月」の意ですが、ここの場合「衛星」を意味します、
特にEU圏では、この「Moon」を使っているようです)
① 木星に対するイオ(I)、エウロパ(E)、ガニメデ(G)、カリスト(C)の位置を
示す図。
② 望遠鏡の見え方に合わせて図の向きを変える。
・[Direct view] :天の北を上、天の東を左にしたもの(一般的な星座早見盤)
・[Inverted view ] :南を上に、西を左にしたもの(ニュートン反射鏡)
・[Mirror reversed] :北が上、西が左にしたもの(星空対角線を使用した屈折望遠鏡)
③ ・UT:世界標準時。
・UTからのタイムゾーンオフセット:日本時刻はUTよりも9時間早い。
・[Calculate sing entered date and time]:任意の入力された日付と時刻で計算。
・[Reset to current date & time]:現在の日付と時刻にリセット。
・隣接するボタンで1日、1時間、10分単位で時間を遡ったり進めたりする。
④ 木星の基本データ (画面右から)
・[Magnitude]:見かけの明るさ。
・[Anguler Size]:角直径(秒単位)。
・[Distance]:木星の地球からの距離(天文単位 a.u.)。
・[System Ⅱ longitude]:中心子午線のシステムII経度(約100°にある大赤斑が見える
かどうかの目安)
⑤ 衛星の現象
木星を横切る衛星(またはその影)の通過。
木星の背後にある衛星の掩蔽。
木星の影による衛星の食。
ets.
衛星がどのような状態(位置)にあるかの表。
天文年鑑で調べる手もありますが、このツールで任意の日付と時刻を入力すること
により、観測スケジュールが組める。
【関 連】
「木星の大赤斑の通過時間」を調べるには このサイトページ を参考にして下さい。
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