2021年4月9日金曜日

木星の衛星位置ツールの使い方(備忘録)



 木星の4つのガリレオ衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)の軌道上での位置を

調べたい時に役立つ、S&Tの「Jupiter's Moons」ツールの使い方をまとめてみました。

今更なんでかと思われますが、だいぶ前に使っていたのですが年を重ねると使い方を忘れ

てしまっているため、今回備忘録にしました。


※(ツール名の「Moon」は普通は「月」の意ですが、ここの場合「衛星」を意味します、

  特にEU圏では、この「Moon」を使っているようです)



 木星に対するイオ(I)、エウロパ(E)、ガニメデ(G)、カリスト(C)の位置を

  示す図。

② 望遠鏡の見え方に合わせて図の向きを変える。

 ・[Direct view] :天の北を上、天の東を左にしたもの(一般的な星座早見盤)

 ・[Inverted view ] :南を上に、西を左にしたもの(ニュートン反射鏡)

 ・[Mirror reversed] :北が上、西が左にしたもの(星空対角線を使用した屈折望遠鏡)

UT:世界標準時。

 ・UTからのタイムゾーンオフセット:日本時刻はUTよりも9時間早い。

 ・[Calculate sing entered date and time]:任意の入力された日付と時刻で計算。

 ・[Reset to current date & time]:現在の日付と時刻にリセット。

 ・隣接するボタンで1日、1時間、10分単位で時間を遡ったり進めたりする。

 木星の基本データ (画面右から)

 ・[Magnitude]:見かけの明るさ。

 ・[Anguler Size]:角直径(秒単位)。

 ・[Distance]:木星の地球からの距離(天文単位 a.u.)。

 ・[System Ⅱ longitude]:中心子午線のシステムII経度(約100°にある大赤斑が見える

             かどうかの目安)

⑤ 衛星の現象

  木星を横切る衛星(またはその影)の通過。

  木星の背後にある衛星の掩蔽。

  木星の影による衛星の食。

  ets.

  衛星がどのような状態(位置)にあるかの表。

  天文年鑑で調べる手もありますが、このツールで任意の日付と時刻を入力すること

  により、観測スケジュールが組める。

  


【関 連】

「木星の大赤斑の通過時間」を調べるには このサイトページ を参考にして下さい。





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