2023年3月25日土曜日

 PHD2GuideHelpの翻訳ユーザーガイドの紹介!




この度、PHD2 v2.6.11dev4 User Manual.html をベースにしたヘルプの翻訳作業が完了し

ましたので、ここで紹介します。

従来の英語ヘルプは、文章は勿論のことそのスクリーンショット(画像)も英語表示でした

が、プログラムの日本語化もほぼ完了したので、日本語表示のスクリーンショットを含んだ

解かり易いユーザーガイドに仕上がっていますので、それを実感できるのではないかと思い

ます。

そのヘルプファイルは、2つの異なるフォーマットファイルが入っている圧縮(ZIP)フォルダ


からダウンロード・解凍して見られます。




























2023年1月18日水曜日

 ガイド星の動きを視覚化!




かなり以前の記事 でも書きましたが、ガイド星が赤経、赤緯それぞれの方向にどの程度動

いてたかを知りたい場合は、次の画像のように「PHD2 Log Viewer」ツール(PHD2ガイド

のログから、ガイドのパフォーマンスを素早く視覚化しガイドログを表示する)を使って見

ることが現在では主流となっています。
















また、もう一つの方法はグラフ表示で視覚化することです。

ログファイルをアップロードしたTXTファイルをExcelに読み込み、グラフ挿入の「散布図」

(縦軸と横軸に別々のデータを配置し両方のデータにあてはまるものを「プロット」で表す

グラフ)で作成したものが下の画像です。





















左側の異なるデータ(RARawDistance:キャリブレーション測定/計算された結果から

経方向の誤差、 ガイド星のズレ、DECRawDistance:キャリブレーション測定/計算された

結果から赤緯方向の誤差)のガイド星のズレを右側の散布図でプロットされています。

それぞれのプロットは、ガイド星の同時刻の横(X)軸は赤経方向、縦(Y)軸は赤緯方向の位置

を表しています。

この場合の散布図からプロットは、赤緯方向では負(-)の値(南方向)に偏って多いことが読

み取れます。


< 追記 >

なお、参考までに、下の画像の「RAGuideDistance」と「DECGuideDistance」(緑枠)

は適用された補正値を表しています。

実際の補正は、しきい値よりも低い場合は 0 になる可能性があり、補正は誤差 (または最

大値に等しい) よりも積極性の係数だけ低くなります。

精度:もちろん、補正はアルゴリズムに依存します。ローパス フィルターが使用されている

場合、補正はエラーに比例しません、ただし、システムを安定に保つために、補正は常に

 < エラーです。





















2023年1月17日火曜日

 PHD2-v2.6.11dev4(開発バージョン)リリース情報!





PHD2の開発バージョン (v2.6.11dev4) が先日リリースされています。












更新点は以下の通り。(直訳)

・カメラのジオメトリの不一致に関する警告メッセージの改善

・一部のWindowsコンピューターでPHD2を起動する際の問題を修正 
 (vcomp140.dllが見つからない問題)

・Stanislavのチェコ語訳を更新

・nabePlaの日本語訳を更新

・Linkageの簡体字中国語翻訳を更新


なお、前バージョン ( _dev3) からの設定は引き継がれていますが、このバージョンを使う

場合は自己判断でお願いします。







2023年1月1日日曜日

 PHD2の英語表記部分を日本語訳化 -(その後の2)





前回記事で、実際の利用はもう少し時間が掛りそうと書きましたが、PHD2開発用バージョン

(v2.6.11dev3) に組み込んで頂き、利用出来ることを確認しました。ただ、これは自己判断

で利用をお願いします。



まず、PHD2開発スナップショットビルド を開き、Windows Download EXEをクリックし

てください。下のページが開きます。




















このページには、PHD2の最新の開発ビルドが含まれています。これらのビルドには、PHD2

の最新のバグフィックスと機能強化が含まれています。これらのビルドは、メインのダウン

ロードページで利用可能な一般的なリリースほどテストされていないかもしれませんが、開

発者によってテストされており、画像処理での使用には概ね安定しています。もし、何か問

題がありましたら、開発者に知らせください。



Windows Download EXE をクリックすると、下の画像のようにページ画面右上に表示し

「保存」をクリックすれば通常は正常にダウンロードされますが、このファイルの場合は、

「一般的にダウンロードされていません」と表示しますので、以下の操作手順を行って下さ

い。

「一般的にダウンロードされていません」という表示は、ダウンロードしようとしているフ

ァイルの危険性がないかどうかの確認を促す、Microsoft Defender SmartScreenという機

能からのメッセージです。













[操作手順]

1.画面右上の「一般的にダウンロードされていません」にマウスポインターを合わせます。










2.「・・・」→「保存」ボタンの順にクリックします。




















3.「(ファイル名)を開く前に、信頼できることを確認してください」と表示されます。
「詳細表示」をクリックします。

























4.安全性が確認できる場合は、「保持する」をクリックします。
アプリやファイルの提供元が不明など、安全性が確認できない場合は、「削除」ボタンをクリックします。

























5.「一般的にダウンロードされていません」メッセージが消えたことを確認し、「ダウンロード フォルダーを開く」ボタンをクリックします。











以上の操作で、正常にダウンロードされているはずです。

(phd2-2.6.11dev3-installer.exe)










2022年12月31日土曜日

 PHD2の英語表記部分を日本語訳化 -(その後)





PHD2英語表記部分の日本語化について、一連の翻訳編集作業が済みましたので


このソフト開発者のAndy Galassoさんに専用ファイルを提供しました。


ユーザーの皆さんが、実際にこの日本語化されたソフトを利用できるのはもう


少し時間が掛りそうです。
























2022年12月30日金曜日

 NexStar+ ハンドコントローラに関するお尋ねの回答




表題についてお尋ねがありましたので回答します。

以前の記事(2019年1月13日投稿)で書きましたが、まず、セレストロンのWebサイト


















「 Firmware Revision Hi>」をクリックすると、Firmware Revision History(ファーム

ウェアの改訂履歴)が表示します。






















これを見る限り、最新バージョンは「5.30.9200」(2019年8月)です。

古いバージョンごとに更新する必要はありません、実際にやってみると分かると思いますが

最新バージョンとしてくれます。

ファームウェアを更新するには、セレストロンのWebサイトを開いたときの

CFM_2.7.9144.zip(圧縮フォルダ)を任意の場所に解凍してください、その中の

「CFM.jar」というファイルを使います。


















後は、手順を参考に更新してみて下さい。

当方の場合はトラブルはなかったですが、以下の方のブログ記事(ページ中程の「Celestron

 Firmware Manager(CFM)の使用」)も参考にしてください。



また、専用USBケーブルとは、ハンドコントローラにもともと付属しているケーブルを指し

ています、ただ古いハンドコントローラの場合は、接続ケーブルの種類が違ってきます。

下の画像は、現在のものです。


Type-A - Mini-B タイプ























2022年12月23日金曜日

 PHD2の英語表記部分を日本語訳化 - (その6)




今回の内容は、利用度は低いですが日本語化しておきました。

機能メニュー上にマウスポインターを置くと、ステータスバーに連携して表示する部分

です。


ー 以下の赤枠部分を日本語化、スクリーンショットをクリックして拡大表示 ー