2018年12月19日水曜日

Advanced VX 赤道儀の出番!!



NexStar 8SEを使って、オートガイドを練習していたところですが
マウントの特に南方向のバックラッシュ問題が浮かび上がり、何とか
解決できないものかと試行錯誤をしてきましたが、マウントを分解
して調べてみるとか、最悪メーカー修理に出す事も脳裏にありましたが
それで修復できるかというと、その保証は未定です。
最終的に、NexStar 8SEの使用を断腸の思いで諦めることにしました。
(別の部屋に移し冬眠に入る)


そこで休養中だった、もう1機のC9.25 + Advanced VX 赤道儀の出番です。
昨年短い間使ったことのある赤道儀です。

まずは、使うための機器調整から準備をする。

1.ハンドコントローラのファームウェア アップデート。
 CFMファイルを起動して、アップデートされたのは
 以前の記事のように、MCバージョンが確かに変わっています。















2.赤経軸のバランス取り。
 鏡筒が赤道儀の西側にあるときは、どうしても鏡筒側の
 重みでバランスを崩してしまう。(東側はバランスが取れる)

3.赤緯軸のバランス取り。
 ここで、ヒアリハットが起きました。
 鏡筒ロックネジ2箇所を少し緩めてずらしていく時に
 重みでなかなかずらないので、ロックネジを緩め
 過ぎてしまい、鏡筒が1.5メートル下の床面に落下
 してしまいました、幸い鏡筒曲面に凹みが一か所
 できた程度で済みました。
 ただ、鏡筒内の主鏡、副鏡などは、外観では大丈夫
 そうですが、実際に使ってみないと何とも言えません。
 
4.高度目盛 簡易極軸合わせ。

5.HCメニューキー
 ・北半球赤道儀モードに設定
 ・場所の設定(北緯、東経度)
 ・方向ボタン設定


とりあえず、以上の調整と設定を終えたところですが
後は好天を待つばかりです。
 






2018年12月13日木曜日

QHY5L-II-M オートガイダー購入!




当地では冬特有の悪天候が続いており、やきもきしているところですが
ウインターセール特価の表示に誘惑され、天文ハウスTOMITAさんから
QHYCCD QHY5L-IIモノクロ オートガイダーを衝動買いしてしま
いました。


・専用ケース

・本体

・同焦点リング

・31.7mmスリーブ

・シムリング2枚

・ガイドケーブル

・USBケーブル







・ドライバーCD

・日本語取扱説明書

・EZplanetary機能説明書

・保証書












<仕様>

・CCD形式: Aptina MT9M034
・有効画素: 1280×960
・CCD画角: 4.83mm×3.63mm
・CCDチップサイズ: 3.75×3.75ミクロン
・読み出し形式: プログレッシブスキャン
・シャッター: Electronic Rolling Shutter (ERS) 
・露出時間: 20μ秒-10分
・Q.E: 74%
・フレームレート: 39MB/s
                            30FPS/1280X960 、 44FPS/1024X768
                            75FPS/800X600、106FPS/640X480
                            200FPS/320X240
・ADC: On-chip , 14Bit (8 Bit output) 
・ダイナミックレンジ: >115dB
・望遠鏡との接続: 31.7mmスリーブ
・フランジバック: 10.4mm
・ガイド端子: RJ11
・電源供給: USBより供給
・サイズ: φ31.6x52mm
・重さ: 45g









2018年12月7日金曜日

手動ガイドをすることで何が分かる?




先日の手動ガイドを試した時の、最初の手順が違っておりました。

これは、Open PHD Guiding(PHD2)ディスカッションフォーラム
(PHD2ユーザーが、問題のトラブルシューティングについてここに
質問を投稿すると、アドバイスや回答をしてくれます。)の開発者の
メンバーの方から指摘されて分かりました。

私が手動ガイドを試した手順は、通常のオートガイドの途中で
手動ガイドツールを起動させましたが、正しくは次の通りです。

1.キャリブレーション完了後、自動的にオートガイド。
2.ループアイコンを押して、オートガイドを一時停止させる。
3.ここで、手動ガイドツールを起動する。

考えてみたらその通りですね、オートガイド状態の時に
手動ガイドをスタートさせては、おかしいことになりますから。

しかし、マニュアルユーザーガイドの手動ガイドのページには
手動ガイドツールの起動時期は一切書かれておりませんね。


さて、手動ガイドを行うことで、マウントの状態が分かるようです。
以下に、開発者メンバーの方のコメント

「手動ガイドツールを使用してNorthを数回クリックすると、ガイドの星が一方向に移動するのを確認できます。次にSouthを数回押し、ガイドの星が反対方向に動くのを見ます。星がまったく動かない場合は、decコントロールに問題があることがわかります。スターを北から南に戻すためにいくつかのガイドパルスが必要な場合は、バックラッシュが存在することを示します。バックラッシュのない完璧なマウントでは、北をクリックするとすぐにガイドの星が北に移動し、次に南を押すとすぐに星が移動します。バックラッシュ - すべてのマウントである程度まで存在します - 北から南への方向を逆転するときに遅れがあります。」










2018年12月6日木曜日

一方向赤緯ガイドの設定




手動ガイドテストでは、南方向のドリフト状況が著しく悪いことが確認できた。
今度は、一方向赤緯ガイド (uni-directional Dec guiding) テストをするために
PHD2の前準備設定をしてみました。


詳細設定の「アルゴリズム」タブを押して






















① 赤緯ガイドモードを「off」に設定。

② 「ローパス2」を選択。

③ 積極性を「50(%)」に。



<参考マニュアル・・・・・開発者記事引用>

一方向ガイドを設定するには、次の手順を実行します。

1.良いガイドスターを持つフィールドに移動し、ガイディンググラフウィンドウを開きます。Decガイドモードを「オフ」に設定してガイドを完全にディセーブルにし、ガイドを開始します。ガイドの星が北と南のどちらかにドリフトしているような明確な傾向が見えるようになるまでグラフを見てください。これを確認したら、Decガイドモードをリセットして正しい方向に修正を出します。たとえば、星が北に漂っている場合は、ガイドモードを「南」に設定します。

2.下降のために 'LowPass'または 'LowPass2'誘導アルゴリズムを使用し、かなり低い攻撃力率、たとえば50%で開始してください。積極性が高すぎる場合、補正によりロック位置の「間違った」側に星が押し込まれ、ドリフト速度が遅いドリフト速度が戻ってくるまで残る。このタイプのオーバーシュートを最小限に抑えるために、1つの大きな補正ではなく、少数の連続した小さな補正を発行する方が良いでしょう。

3.ガイディンググラフを見て、修正が正しい方向に出ていることを確認してください。星は、着実にオフターゲットを漂っているだけではありません。数分または数時間の間に、ドリフトの量が減少していることがわかります。これは、逆転のポイントに徐々に近づいていることを意味し、それに応じてDecガイドモードを変更する準備ができている必要があります。

4. ディザリングを行っている場合は、ディザリングパラメータを "RAのみ"に設定して、Decガイダンスを中断させないようにします。






2018年12月5日水曜日

手動ガイドを試す



12月1日、マウントにガイドパルス信号を出して、その動きを確認するために
手動ガイドを試してみました。



手動ガイド設定のダイアログ

















さしあたり、North方向を約7分間、South方向を約17分間の推移を
PHD2 Log Viewer ツールで見てみますと次のようになります。














プロット図にして分かり易くすると・・・。














これを見ると、500sec付近から南方向に信号を出した途端に
反発力が強く、北方向に戻されている状態です。
その後、約10分経過したころからようやく南方向にドリフト
してくる状態です。

やはり、このNexStar特有のあまりにも大きいバックラッシュ
があるからでしょうか?













2018年11月28日水曜日

バックラッシュテスト



11月26日、約10日振りに好天になったので
PHD2 (v2.6.5dev6)のツールでガイドアシスタントを約10分間起動後
バックラッシュテストをしてみました。


テスト結果




















思うようになってくれませんね!?
マウントが南へ750ミリ秒を移動するための34のガイドコマンドを
受け取った後でも何も起こりませんでした。 ( 合計25.5秒)。


デバッグlogファイルで記録されています。














これを見ると、マウントには大きな反発力がありそうです?。
また一つ悩みの種ができた感じです。



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ここでバックラッシュについて、PHD2 開発者の方の記事があります。

<直訳文>

バックラッシュ
ギアを使用して2つの軸を駆動するほとんどの望遠鏡マウントの典型的な欠点です(ほとんどのアマチュアマウントがギアを使用しているわけではありません)。 これは、2つの歯車が互いに噛み合わされている場合には、様々な緩みまたは緩みによって引き起こされます。 ある程度のたるみが必要であるか、またはギアが全く方向を逆転できない場合、単にロックアップするだけです。 ギアメッシュのこの義務的な(うまくいえば小さい)量のたるみは、方向の逆転がギアがもはや噛み合わされていない小さなデッドゾーンにドライブギアを短時間押し込むことを意味します。 その時点で、駆動モーターは回転し続けますが、マウント軸は動かないでしょう。 これは、モーターが逆方向にギアを再係合させるのに十分回転するまで続きます。 高品質ギヤードマウントのバックラッシュは非常に小さいので、通常はガイダンスには影響しません。 しかし、ローエンドのマウントではバックラッシが大きくなり、軸が希望の方向に動く前に方向の逆転が長く遅れることがあります。 ガイドの速度が1xのサイドレース以下であれば、バックラッシュはRAの問題ではありません。 そのような場合、RAモーターはガイド中に方向を変えることはないので、バックラッシュは見られません。 しかし、バックラッシュは、通常、偏差の問題です。なぜなら、ドライブモーターとギアは、星を追跡するために南北に移動する断続的なコマンドを除いて通常は静止しているからです。  Decの方向反転は、しばしばバックラッシュの遅れを引き起こします。  PHD2のガイディングアシスタントはこれを測定できます。サポートフォーラムでバックラッシュについての議論が頻繁に見られます。 原則としてバックラッシュは、偏心軸上のギアトレインを再メッシュ化するか、またはそれ以外の方法で改善することで最も効果的です。 マウントファームウェアでバックラッシュ補正や補正設定を使用しないでください。ほとんど不可避的にガイドが不安定になります。


色々と意見の分かれるところですが、特に黄色字部分の、マウントで
バックラッシュ補正設定をすれば、ほとんどの場合ガイドが不安定に
なることは避けようがないと書いてあります。








2018年11月23日金曜日

PHD2  v2.6.5dev6 をインストール!



PHD2の最新の開発用リリース(ver2.6.5dev6)をインストールしてみました。


ダウンロードはhttps://openphdguiding.org/development-snapshots/ から
(PHD2開発スナップショットビルド)

Googl翻訳版
















先日の、GA /バックラッシュテストで、テストを失敗しましたが
失敗しても、バックラッシュテストグラフが表示されるようです?。