2022年12月4日日曜日

 PHD2の英語表記部分を日本語訳化 - (その4)





過去の記事(その1,その2,その3)、PHD2の現在の英語表記部分を日本語化の続きに


なります。


今回は、ガイドメニューの「詳細設定」でポップアップメッセージ(情報)部分です。


(ただし、全てではありません)


何かフィードバックなどがあればお寄せください。




ー 以下の赤枠部分が日本語翻訳化、スクリーンショットをクリックして拡大表示


(更に、ポップアップメッセージを別途拡大して再掲) ー




全体 タブ







1.「このページを表示しない」をチェックしたときに表示されなかったメッセージを復元し

 ます。


2. 以下のオプションに基づき、ガイダー画像を保存します。


3. 失われた星の発生時にガイダー画像を保存する


4. 星の自動選択時にガイダー画像を保存する。注意:この設定に関係なく、星の自動選択に

 失敗した場合は常に画像が保存されます。


5. 相対誤差のしきい値。相対誤差とは、現在のフレームの誤差と平均誤差の比率です。


6. 保存する画像枚数


7. 絶対誤差しきい値(ピクセル単位)


8. 各ディザコマンドは、各軸のロック位置をランダムに移動させる


9. 各ディザコマンドは、スパイラル状のパスに沿ってロック位置を移動しす。




カメラ タブ





10. 彩度を決定するADUレベル - 多くの16ビットカメラでは655358ビットカメラ

 では255


11. 明るさに関係なく、フラットトッププロファイルから星の飽和状態を特定することが可能


12. ガイドカメラのビニングされていないピクセルサイズ (ミクロン単位)。 ガイド鏡焦点

  距離とともに使用して、アーク秒単位でガイドエラーを表示します。



13. 既定値 = 95%。ノイズが発生したり、非常に明るい星をガイドしたい場合は、

  もっと低くしてください。すべてのカメラで使用できるわけではありません。


14. ゲインをカメラの初期値に戻す(カメラが接続されていない場合は無効)


15. この時間応答がない場合、カメラは切断されます。既定値である 15 秒は

  ほとんどのカメラに適しています。


16. サブフレーム(ROI)のみをダウンロードする場合は、チェックを入れてください。

  サブフレームの大きさは、検索領域の大きさと同じです。




ガイド タブ















17. 星の質量変化検出を有効にする場合にチェックします。有効にすると、ガイド星の質量

  が「許容範囲」の設定値より大きく変化した場合、PHDはフレームをスキップします。


18. ガイド星を識別するために使用する最小の星のHFD(サイズ)です。

  この設定は、PHD2がホットピクセル上でガイドするのを防ぐために使用することが

  できます。星のプロファイルツールを使用してホットピクセルのHFDを測定し、

  min HFDしきい値を少し高く設定します。HFDがこのレベルを下回ると、そのホット

  ピクルは無視されます。


19. ガイド星の自動選択に使用される最小の星のSNR。この設定は、PHD2がガイド星を

  選択する際に、ガイド星が暗すぎてガイドが継続できないことを防ぐために使用

  されます。

  この設定は、主ガイド星と多天ガイドの副ガイド星候補の両方に適用されます。

  この制約を満たせない場合、飽和または飽和に近い星が選択されることがあります。



20. 星空自動選択カメラフレームのダウンサンプリング係数。

  星の自動選択が変形したガイド星を認識できない場合は、1より大きい値を

  選択してください。


21. キャリブレーション中に使用するガイドパルスの長さはどれくらいですか?

  「詳細...」をクリックして、適切な値を計算します。


22. クリックすると、キャリブレーション計算ダイアログが開き、すべての

  キャリブレーションパラメータを確認または変更することができます。


23. この機器プロファイルでは、機器を接続した後、最後に成功したキャリブレーション

  から自動的にデータを復元します。


24. スコープの赤緯をもとにRAガイドレートを自動調整


25. 子午線反転後にマウントの赤緯出力を反転させる必要が あるかどうかを確認します。

  この設定を変更すると、既存のキャリブレーションデータがクリアされます。




「キャリブレーション計算」ダイアログ (ガイドタブ中の「詳細...」をクリック)














26. ガイド速度、恒星数の倍数。

  マウントのガイド速度が50%恒星数である場合、0.5を入力します。

  注意:この設定を変更しても、マウントが使用するガイド速度には

  影響しません - これはドライバーのUIまたはハンドコントローラで変更する

   必要があります。


27. 各方向の目標距離。既定値 (25) は、ほとんどの設定でうまく機能します。


28. キャリブレーションパラメーターを既定に戻す




アルゴリズム タブ
















29. 計算された補正の何パーセントを適用しますか?

  既定 = 70% 反応が大きすぎたり遅すぎたりする場合は調整する。


30. 赤緯方向反転時にバックラッシュ補正ガイドパルスをかけたい場合

  にチェックします。


31. バックラッシュ補正ガイドパルスの大きさ(mSec)


32. バックラッシュ補正パルスの最小長さ(mSec


33. バックラッシュ補正パルスの最大長(mSec


34. 赤経アルゴリズムのパラメータを既定値に即時リセットする


35. 赤緯アルゴリズムのパラメータを既定値に即時リセットする





その他デバイス タブ


補償光学装置または回転装置のいずれかを使用している場合は、このタブが表示され

ここでは、AOデバイスが使用されている場合のパラメーターです























36. AOが各方向に移動できる最大ステップ数


37. AOガイドを使用する場合は、このチェックボックスをオンにしたままにしてください。

 チェックを外すと、AO補正が無効になり、マウントガイドのみの使用となります。







            ~次回につづく(予定)~





 

2022年11月25日金曜日

 PHD2の英語表記部分を日本語訳化 - (その3)

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前回記事に引き続き、PHD2の現在の英語表記部分を日本語化しました。


今回のは、表示メニュー、ダークメニュー、ヘルプメニューの部分です。


何か意見などフィードバックがあればお寄せください。



ー 以下の赤枠部分を日本語翻訳化、スクリーンショットをクリックして拡大表示 ー




表示メニュー


1. グラフ表示


(ポップアップメッセージは、実際の表示場所、サイズと異なっています)
















2. 統計情報表示(ガイド統計)



























3. スリット位置
















ダークメニュー


ダークライブラリ(ダークライブラリの構築)


(ここでは、露出時間が1秒から6秒の場合を表示)




























ヘルプメニュー


1. ログファイルのアップロード












































2. 簡単な機能紹介





















              ~次回につづく(予定)~







2022年11月19日土曜日

PHD2の英語表記部分を日本語訳化 - (その2)

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前回記事 に続き、PHD2の現在の英語表記部分を日本語化してみました。


今回は、ツールメニューの各ツール部分についてです。


何か意見などフィードバックがあればお寄せください。



ー 以下の赤枠部分を日本語翻訳化、スクリーンショットをクリックして拡大表示 ー



ツールメニュー


1. キャリブレーションデータの操作 > プルダウンメニュー


(1)今すぐキャリブレーションを切替え












キャリブデータがない場合のメッセージ










(2) キャリブレーションデータの入力...
















2. スタークロステスト

















3. 子午線反転の調整 (ウィザード)


(1) 最初のウィザード















(2) 「次」をクリックして





















(3) 「調整」をクリックして























4. ガイドアシスタント




















5. ドリフトアライメント


(1)方位角調整
























(2)高度調整

























6. ポーラドリフトアライメント




























7. 静的ポーラアライメント (SPA)


(1)自動モード


 ① 最初のウィンドウ


























② 機能説明ウィンドウ(「星図」クリニックで元のウィンドウ)


























(2)手動モード


 ① 最初のウィンドウ


























 ② 機能説明ウィンドウ(「星図」クリニックで元のウィンドウ)






























               ~次回につづく~





2022年11月12日土曜日

 PHD2の英語表記部分を日本語訳化 - (その1)

フィードバックを求む!




現在PHD2ソフトは、日本語化されていない英語表記部分があります。


経験豊富なベテランユーザーにとっては、英語表記は気にならないと


思いますが、経験の乏しい初心者(特に、初めてこのソフトを使う


ユーザー)にしてみると、困惑するでしょう?


そこで、この英語表記部分の日本語翻訳化に取り組んでみました。


現在の最新バージョン(v2.6.11)を機械翻訳で忠実に翻訳しましたが、


その文言(文字列)に何かおかしい部分がありましたら、フィード


バックを頂ければ幸いです。


なお、最終的にはこのソフトの開発者に提供してアップデートを依頼


する予定にしています。




ー 以下の赤枠部分を日本語翻訳化、スクリーンショットをクリックして拡大表示 ー



1. 新規プロファイルウィザード

  


















初めて、リストからガイドカメラを選択した時に、カメラと

PCが接続されているか尋ねてくるプロンプト画面
























ガイドカメラ選択

























リストからマウントを選択した時に、マウントが接続されて

いるか尋ねてくるプロンプト画面





















マウント接続選択
























プロファイル完了










  












2. メインスクリーン メニュー・機能ボタン

















3. ガイドメニュー > 詳細設定


 (1) 全体タブ























 (2) カメラタブ























 (3) ガイドタブ
























 (4) ガイドタブ > 詳細(キャリブレーション計算)






















 (5) アルゴリズム タブ



























           次回につづく~




  

2022年4月9日土曜日

 FocusDreamコントロールユニットを接続して動作確認!






ウクライナから届いたFocusDreamコントロールユニット をオライオンAccuFocusフォーカサーに接続して動作確認をしました。






















従って、PCから制御するためDCコントローラーは必要ありません。
















コントロールパネルは、間欠式と連続式の2つの制御モードフォーカサーで操作できます。


間欠式フォーカサーコントロールモード

ワンクリックで、フォーカサーを指定された量だけ移動します。




















連続式フォーカサーコントロールモード

マウスの左右ボタンでフォーカサーを連続制御するモードで、マウスの中ボタンを押すとマウスコントロールを意味する「M」と「C」の文字が点滅し、いずれかのボタンを長押しすると、フォーカサーが連続的に移動します。

(連続フォーカサーコントロールが有効になるのは、マウスポインタが FocusDreamコントロールパネルウィンドウにあるときだけです。)
















次の画像は、ASCOMによるSharpCaP上での動作確認です。















「セットアップ」ボタンを押すとセットアップインターフェースを表示できます。

セットアップインターフェース画面は、コントロールパネルインターフェースとは異なり、フォーカサーの最大位置を設定する「Max focuser position」と、駆動バックラッシュ補正フォーカサーを設定する「Backlash (steps) 」という項目が追加されます。

また、ASCOMプラットフォームに対応した天文ソフト(MaximDLBahtinov GrabberFocusMax)からフォーカシングを行う際の、インターフェースの初期設定に使用します。



以上、各項目の動作確認OKでした。



[参考]


今回の当方のフォーカサーコントロールはオライオンAccuFocusフォーカサーですが、そのほかの動作確認済み機器は以下の通り。(Astro-Gadget社調べ)


・Sky-Watcher electric focuser
・JMI Motofocus
・Levenhuk electric focuser
・Meade 1209
・Meade 1200
・TeleVue Focusmate Driver
・WalterLee heliFocus











2022年4月8日金曜日

ウクライナからFocusDreamコントロールユニットがようやく届く!





注文した FocusDreamコントロールユニットが、ウクライナからの販売元


(Astro-Gadget)からようやく国際郵便で無事届きました。



























所在地のウクライナ第2の都市ハルキウ(ハリコフ)から発送されたのは、ロ


シア侵攻直前の現地時間2月22日で正に間一髪だったわけです。それから届く


までに44日かかったことになります。


元々、注文時の輸送料は一番低価の船便で1ヶ月ぐらいかかると思っていまし


たが、あのような情勢の中で無事届くかどうか気がかりでした。



ウクライナから連日のように悲惨な状況が伝えられていますが、一日でも早く


停戦し戦争終結することを祈りたいと思います。




以下は配達履歴


2022/02/22 ハルキウ(ハリコフ)引受 
(現地日)


2022/02/23 キーウ(キエフ) 国際交換局に到着、税関検査


2022/02/23 キーウ(キエフ) 国際交換局から発送

 

<ウクライナ国内陸送~船便輸送>


2022/04/05 川崎東郵便局(神奈川県)国際交換局に到着


2022/04/06 川崎東郵便局 通関手続、国際交換局から発送


2022/04/07 羽咋郵便局 到着


2022/04/08 届け出済み