2021年3月16日火曜日

SharpCap次期新機能の情報!(その2)

 


SharpCap次期新機能のもう一つの目玉で「カメラ静止モード」について

簡単に紹介しておきます。(以下、開発者の記事引用)


これまでのSharpCapは、カメラを音声カメラのように動作させていましたが、「静止モー

ド」はSharpCapにとって大きな変化です。つまり、常に画像を撮影して画面に表示し、録

画ボタンを(事実上)押したときにだけ保存するというものでした。しかし、高解像度の

CCDカメラや、現在開発中のアスコム社製ドライバで接続されたデジタル一眼レフカメラで

は、問題が生じます。これらのカメラでは、画像のダウンロードに時間がかかり、

SharpCapアプリケーションがロックしてしまい、ほとんど使用できないことがあります。

カメラ静止モードに変更するオプションがあれば、SharpCapでこれらのカメラをより使い

やすくすることができます。


ツールバーの左端にある「ライブビュー」ボタンを切り替えることで、動画モードと静止画

モードを切り替えることができます。


ビデオモードでは、ツールバーは以下のように表示されます。


静止モードに入るためにライブビューをオフにすると、次のようになります。



静止モードで気づく主な違いは、以下の通りです。

* キャプチャーボタンを押さないと、カメラから画像が取り込まれません。

* ツールバーに「フレーミングショット」ボタンが表示され、カメラから1枚の画像が撮影さ

 れますが、ファイルには保存されません。

* カメラにゲイン調整機能があり、SharpCapがカメラのゲイン調整機能を理解している場合

 は、「フレーミングショット」ボタンの下のドロップダウンに「フレーミングショット・

 クイック」ボタンが用意されています。クイックバージョンのボタンは、ゲインを最大に

 し、明るさがほぼ同じになるように露出を下げ、1枚のショットを撮影して画面に表示した

 後、ゲインと露出を元の値に戻します。

* ライブスタックなどの一部のツールを有効にすると、カメラは自動的に動画モードにな

 り、これらのツールを閉じるとカメラは静止画モードになります。もし、ツールがカメラ 

 をビデオモードにしてはいけない場合や、不必要にビデオモードにしている場合があるよ

 うでしたら、ぜひ教えてください。

* 既存のキャプチャーボタン(「キャプチャー開始」、「クイックキャプチャー」、「スナ

 ップショット」)は、舞台裏での実装は若干異なりますが、ビデオモード時と同様に動作

 します。

* シーケンサーツールをディープスカイイメージングに使用する場合は、ビデオモードより

 も静止モードでのキャプチャーを推奨します。周期的なディザリングなど、シーケンサー

 ツールの一部の機能は、フレーム間でディナーを行うために、カメラを静止モードで動

 作させる必要があります。


SharpCapで一般的に使用されているカメラ(Webカメラを除く)のほとんどは、カメラの

静止画モードと動画モードの切り替えに対応しています。現在のところ、少なくともAltair、

Ascom、Atik、Moravian、QHY、SX、ZWO、Test Cameraが対象となっています。需要が

あり、カメラSDKが個々のフレームの撮影をサポートしていれば、他の種類のカメラをこの

リストに追加することも検討します。

なお、ライブモード専用のカメラや静止モード専用のカメラを起動したい場合は、カメラを

起動する前に「ライブビュー」ボタンの状態を正しく選択する必要があります。





SharpCap次期新機能の情報!(その1)



 SharpCap次期新機能の目玉の一つで「シーケンサーツール」について

簡単に紹介しておきます。(以下、開発者の記事引用)


シーケンサーは、おそらくSharpCap 4.0の最大の新機能であり、その仕組みを理解するため

に暗闇の中を歩き回らなくてはならないことを避けるために、ある程度の紹介が必要です。

まずは、スクリーンショットから始めます。



子供にプログラミングを教えるためのツール(ScratchやLego robotics invention system

など)を知っている人なら、ここで何が行われているのかを正しく理解できるだろう。左側

には、特定のタスクにSharpCapを作成できるブロックがずらりと並んでいる。必要なブロ

ックを中央のエリアにドラッグするだけで、新しいブロックを追加しながらシーケンスが構

築されていく。ブロックの中には、カメラの開閉など非常にシンプルなものもあれば、オー

トフォーカスの実行やマウント位置のプレートソルーションと再同期など、はるかに複雑な

ものもあります。


各ブロックには、右側に表示されているいくつかのプロパティがあります。例えば、フィル

ターホイールを特定のフィルターに移動させるブロックの場合、ブロックの編集中にフィル

ターホイールが接続されていれば、SharpCapはそのフィルターをリストアップしてくれま

す。このため、シーケンスを作成しているカメラをSharpCapで開き、シーケンスを設計す

ることをお勧めします。


もちろん、シーケンスをファイルに保存して、後から読み込むこともできます。シーケンス

を実行するには、作成またはロードした後に「実行」ボタンを押すだけです。

また、シーケンスを実行する方法を追加したいと考えています。

使用した10個のシーケンスをワンクリックで実行するメニューアイテムなどです。シーケン

スが実行されると、シーケンサーウィンドウの「停止」ボタンを押すか、「シーケンサース

クリプトのキャンセル」メニュー項目を選択することで、いつでも停止することができま

す。ただし、シーケンスは即座に停止しない場合があります。シーケンスを停止する前に、

すでに進行中のブロックが完了する必要がある場合があります。


もう一つのボタンは、シーケンサーウィンドウの「Test」ボタンです。このボタンは、ウィ

ンドウ中央のシーケンスブロックリストでハイライト表示されているブロックを1つだけ実行

します。これは、シーケンス全体を実行することなく、ブロックが思い通りに動作するかど

うかをテストするのに最適です。


左側の「繰り返し(Repeat)」タブには、同じ手順を何度も実行するためのブロックがいくつ

かあります。これらのブロックは、他のブロックのリストを含むことができるという点で特

殊です。

これまでのところ、一定回数の繰り返し、フィルターのリストの繰り返し、夜明け/夕暮れ/

真夜中までの繰り返しが可能です。今後、さらに多くの種類の繰り返しブロックが追加され

る予定です。


プログラミングの経験がある方は、条件付きブロックがないことにお気づきかもしれませ

ん。つまり、特定の条件が真である場合にのみ、いくつかのステップを実行するシーケンス

を書く方法がないのです。これは、特定の条件が満たされた場合にのみ、いくつかのステッ

プを実行するシーケンスを記述する方法がないということです。また、変数や関数もありま

せん。ただし、保存された別のシーケンスファイルを実行するブロックがあり、必要に応じ

て非常に簡単な関数を実装するのに使用できます。











2021年3月14日日曜日

惑星天文書の翻訳に挑戦 !!(その2)



前回記事の続きで・・・

今度は、プリンターで1ページごとのスキャンをしてPDFファイルを作成するために

PCからネットワーク接続でScanツールを起動。





一度に全ページ(288P)は、かなりの時間を要するため、任意のページ分ごとに

PDFファイルを作成してフォルダーに保存。(下の画像は途中分)



これ以降の編集作業は、「PDFelement」ソフトを起動して・・・。

各PDFファイルを結合して一個のファイルを作ります。





このままでは英文を日本語訳に編集できませんので

OCR(光学文字認識)処理をしてやらなければなりません。




適用ボタン後、これで編集可能なファイルに変換されたことになります。


さて、これからが大変な翻訳作業になりますが、根気よくやっていきたいと思います。





2021年3月13日土曜日

SharpCap v4.0ベータ版の一部に日本語!



 既に、SharpCap 4.0 ベータ版を試行されている方もおいでるかも知れませんが

プログラムの一部について他の言語への翻訳を追加し始めました。 これまでの

ところ、メニューとコントロールの名前 / 値は日本語訳してあります。

なお、v4.0リリースまでに今後徐々に増やしいくようです?。




これから試されるユーザー向けに、以下に注意点などのアナウンスを書いておきます。

(直訳)

注意: SharpCapのベータ版は通常よりもテストが少なく、未完成または実験的な機能が含まれている可能性があります。

SharpCapのベータ版を使用する場合は、観察セッションの前に使用する予定のカメラと機能をテストして、フラストレーションや観察時間の損失を回避してください。以前のリリースバージョンをアンインストールせずにSharpCapのベータバージョンをインストールできるため、両方を同じマシンに配置して、それらを簡単に切り替えることができます。

すべてのベータ版には時間制限が組み込まれています。特定の日付までしか機能しません(通常、寿命は1〜2か月です)。ベータ版がなくなった場合は、このページで更新されたベータ版を確認してください(または、メインのダウンロードページで新しいリリースを確認してください)。

ライセンスなしで、ベータ期間中にこのバージョンで新しく追加されたほとんどのSharpCapPro機能を使用できます。SharpCap3.2に存在していたSharpCapProの機能には、引き続きベータ版のライセンスが必要です。

ベータ版でバグを見つけましたか?プロンプトが表示されたらバグレポートを送信し、ベータテストフォーラムで問題を報告してください。



【後日追記】


更に、開発者のRobin氏は、SharpCapフォーラムコーナーで以下のように説明しております。(引用)


これはまだ初期のテストであり、プログラム(特に新機能)が不安定であったり、未完成で

あったりする可能性があることを覚えておいてください。実際に撮影する前に、昼間にカメ

ラで試してみることをお勧めします。また、撮影中に新バージョンが失敗した場合に備え

て、バックアッププラン(SharpCap 3.2など)を用意しておくことも必要です。


主な変更点は、シーケンサーツールと、スチルカメラモードの追加です。

これらは、最も不安定な部分であり、今後の変更/調整/改善の可能性が高いと思われます。


新機能を簡単にまとめてみました ...。

・シーケンサー - ついに登場した大作で、見るべきものがたくさんあります。

・静止画モード - ツールバーのライブビューボタンの選択を解除するだけです。ほとんどのカメラがこれをサポートしています。いくつかのツールはカメラをライブモードに戻します。

・ADCアライメントツール - 惑星が戻ってきたので、これが役に立つかもしれません。

・フォーカサーのバックラッシュ補正オプションとフィルター交換時のフォーカスオフセットのサポート。

・オカルトイメージャーのADV出力フォーマットのサポート。

・フィーチャートラッキングの改善 - カメラのROIを使ったトラッキング、オブジェクトの輝度中心を使ったトラッキング。

・マウント移動ボタンの方向を反転させるオプション。

・マウント移動のホットキー - CTRL + I/J/K/L または CTRL + Numpad 2/4/6/8。

・シーイングモニターフレーム解析のパフォーマンスが2倍以上に向上。

・ツーモニタービューでの画像のデュアルビュー。

・ライブスタックの設定をキャプチャ設定ファイルに保存。

・Pixel brightness readout - 現在、レチクルリストの一番下にありますが、より良い場所の提案を歓迎します。

・その他多数のバグフィックスと小さな改善。


私(開発者)は新しいコード署名証明書を持っているので、ダウンロードに関する警告が表

示されるかもしれないことに注意してください。これらの警告は、十分な数の人がダウンロ

ードし、安全であると報告した時点で消えます。

(この内容は、既にダウンロードされた方は気が付かれていると思いますが、ダウンロード

 してよいかどうかで迷う警告メッセージのことです。)


以上、参考にして下さい。





2021年3月10日水曜日

惑星天文書の翻訳に挑戦 !!



 冒頭、予めお断りしておきます。

この日本語訳後の配布、共有については非常に残念ですが

本の著作権に関わりますので一切しません。


前回記事の本「Planetary Astronomy」(英文)の翻訳を開始

しました、どのような内容?なのか今から気になるところです。


なお、この本のフランスの出版元との翻訳提供については

翻訳、校正、印刷に時間がかかるプロセスなのでまだ未定です。


前準備として、スキャンするために本の綴りを分割。






2021年3月5日金曜日

興味深そうな本?



 以前、RB星さん がブログで紹介されておられた、フランスのアマチュア惑星天文家グル

ープで編集の「Planetary Astronomy」(惑星天文学)と言う本を、私は迷わずに出版サイ

トから注文して近々届く予定です。

その前に、この本を日本語訳で電子書籍化(PDF)しようと思い立ち、ダメ元ですがそのサ

イトにコンタクトを取ってみました。

予想した通り、著作権に触れるようで次のような返答でした。

「私たちの同意なしにPDFを日本語で(無料または有料で)配布することは完全に違法で

す」・・・。

しかし、悲観すこともないようです、と言うのもこの本をいくつかの言語に翻訳することを

検討しているらしく、この先遠からずして日本語版が出版されるかも知れません?







【後日追記】

その後、国際郵便として届き、10日間かかったことになります。

本の印象は、光沢高上質紙で印刷されており、表紙を除けば

天文専門書と変わらないくらいの質感があります。

ただ、項目以外の本文の英語文字サイズはフォント8 程度の

小ささで、ページ全体にぎっしり書かれています。


前段にも書きましたが、英語読解力があれば別ですが将来的に

日本語版の出版?を待たれたほうが良いかと私は思います。





ブログに言語選択ガジェットをセット!



 

先日の翻訳作業が一段落したところで、当ブログの海外からの訪問履歴を見てみました。

以下は、直近1ヶ月の日本国内を除く国別訪問カウントです。


アメリカ=38

アルゼンチン=11

ロシア=7

アラブ首長国連邦=5

ギリシャ=3

オーストラリア=2

ドイツ=2

オランダ=2

ポルトガル=2

ウクライナ=2

パキスタン=2

タイ=2

フランス、スウェーデン、ブルガリア、ルクセンブルク

シンガポール、南アフリカ =それぞれ1


これを見てみてもわかりますように、色々な国からのアクセスがありますね。

近年では、ChromeなどのWeb翻訳ツールが普及してきており他国言語を簡単に

翻訳して見ることができる時代の流れになりました。


そこで、当ブログにも言語を選択できるガジェットをセットしてみました。

ただ、プルダウンメニューの言語名をその国の母国語に変えたかったのですが

元々組み込まれたツールのようなのでできませんでした。