2018年9月12日水曜日

オートガイダーの動作テスト


昨年暮れに買った、Orion社 StarShoot AutoGuider(スターシュート・オートガイダー)を
遅まきながら最近になって使い始めた。
その時の最初の動作テストについて書いてみた。

ただ断っておきますが、この時点はセレストロン スターセンスオートアライン
(私の観測環境では指向精度が向上しなかったので、使用を断念し現在は
使っていない)による、極軸は未調整状態でのテストです。


NexStar 8SE鏡筒上の80mmガイドスコープに
取付けた、スターシュート・オートガイダー
















PHD2 Guidingを使い(途中作業手順省略)、ガイド星をクリックすると
その星を緑のガイドスターボックスが囲み、次のイメージ画像のようになった。

(PHD Ver.1の画面を引用した、キャリブレーション前
のイメージ画像を表している。緑色の十字線は黄色に読み替えてる)




















しばらくすると、ガイド星は時間経過とともに徐々に矢印方向(画面下方向)へ
移動をし始めて、最後には画面左下に「ガイド星を見失いました」・・・(のような)
エラーメッセージが表示され、以後の作業に進めない状態となった。

日本語取扱説明書には、極軸調整が不十分の場合の内容に似た記事が書いて
ありましたが、何とも言えないのでそのヒントが得られないかと、お2人の方に
質問してみた。

まず、大島さんのコメントは・・・

追尾の問題のよりも、極軸があっていないために生じているので、極軸をより正確にあわせ
れば解決すると思います。
 ただ、極軸はほぼ合っているくらいでも、天球上の位置によってはあまり追尾に影響が出ない方向もあったりしますし、極軸が大体合っているとすればオートガイダーで十分カバーできる程度のずれで済むことも十分ありえます。つまり、ガイダーによる修正速度>極軸合わせ不良によるズレ(または追尾精度が悪いためによるズレ)の速度、であればOKですね。


また、吉田さんのコメントでは・・・

 キャリブレーション動作中は、ガイド星が赤緯と赤経方向に動きます。
ガイド星を見失う場合は、選択した星が暗すぎると思いますので、明るい星を選択するか、露光時間を長くしてみてはいかがでしょう。
なお、ピントが甘い場合も、ガイド星を見失うことがあります。


ということで、おふたりの内容は参考になりました。
いずれにしても、実際に機材を使いこなしていき、色々と試してみることが肝心だと
思いますので、最近オールスターポーラーアライメント機能の使い方をマスターした
ので、これからはオートガイドについてチャレンジです。






 

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